逢いたかった もうすぐ望みが叶う





















-regret-   PHASE-00





















キラ。

私が初めて、生まれて初めて好きになった人。

本当の意味で人を愛することを教えてくれた。





私は、キラの気持ちを利用して弄んだ。

キラが傷ついていくのが目に見えた行為。復讐が目的の私は、それが嬉しくて。

もっと傷つけばいいと思った。

私の苦しみはこんなものじゃないと、キラに伝えてやりたくて。



・・・いつからだろう。

キラを見る目が、復讐心ではなくなったのは。



罪悪感でいっぱいになっていくのが自分でも分かった。

どうしてだろう。どうして、こんな気持ちになるんだろう。

キラは、パパを守ってくれなかった憎いコーディネーターなのに。

憎い、憎い憎い憎い憎い憎い。

あんな奴、死んでしまえばいい。

・・・そう、思ってたのに。



目的が叶った時。



一瞬、訳が分からなかった。

キラが死んだ?・・・キラが?

私が願っていた事・・・。

そうだ、私の目的はキラの心をズタズタに引き裂いて、死んでもらう事。

私は、これを望んでいたんだ。





・・・本当に?





本当に望んでいた?

確かに、最初は望んでいた。キラが憎くて憎くて。

でも、復讐心で始めた行為がいつしか、愛しさに変わっていて。

分かっていたのに、分からないふりをした。

こんな事あっちゃいけない。ありえない。

そう思い込んで。



今更気付くなんて、本当に馬鹿。

全身の力が一気に抜けていった。







・・・だから、生きてるって分かった時、本当に嬉しかった。







・・・もうすぐ逢えるんだ。

逢ったら真っ先に貴方の名前、呼ぶから。

貴方の声で聞きたいの。



「フレイ」って。







私を呼ぶ声を。






























序章ですね。フレイの語りです。

キラに会う前のフレイの心境を書いておきたくて。今後の展開も見据えて。

どんだけキラに会いたいかっていうね、なんていうか・・・こう、「感動の再開」を前提にしてます。

これからどうなるかって?まだ言えないな。まぁ、キラフレ前提アスフレになっていきますね。

第一章なんですよ。運命までうまく持ってけるといいんですけどね・・・。

06/2/2




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