-regret- キラ。 私が初めて、生まれて初めて好きになった人。 本当の意味で人を愛することを教えてくれた。 私は、キラの気持ちを利用して弄んだ。 キラが傷ついていくのが目に見えた行為。復讐が目的の私は、それが嬉しくて。 もっと傷つけばいいと思った。 私の苦しみはこんなものじゃないと、キラに伝えてやりたくて。 ・・・いつからだろう。 キラを見る目が、復讐心ではなくなったのは。 罪悪感でいっぱいになっていくのが自分でも分かった。 どうしてだろう。どうして、こんな気持ちになるんだろう。 キラは、パパを守ってくれなかった憎いコーディネーターなのに。 憎い、憎い憎い憎い憎い憎い。 あんな奴、死んでしまえばいい。 ・・・そう、思ってたのに。 目的が叶った時。 一瞬、訳が分からなかった。 キラが死んだ?・・・キラが? 私が願っていた事・・・。 そうだ、私の目的はキラの心をズタズタに引き裂いて、死んでもらう事。 私は、これを望んでいたんだ。 ・・・本当に? 本当に望んでいた? 確かに、最初は望んでいた。キラが憎くて憎くて。 でも、復讐心で始めた行為がいつしか、愛しさに変わっていて。 分かっていたのに、分からないふりをした。 こんな事あっちゃいけない。ありえない。 そう思い込んで。 今更気付くなんて、本当に馬鹿。 全身の力が一気に抜けていった。 ・・・だから、生きてるって分かった時、本当に嬉しかった。 ・・・もうすぐ逢えるんだ。 逢ったら真っ先に貴方の名前、呼ぶから。 貴方の声で聞きたいの。 「フレイ」って。 私を呼ぶ声を。 |