何も言わずに去る私を許してください・・・。











ごめんなさいと謝っても、もう遅いから。















だから、せめて・・・

















・・・せめて、私に出来る精一杯の償いを・・・





























-罪の痕-   序章



























「はぁ・・・はぁ・・・っ・・・」





暗闇の中、必死に走る少女がいた。

その少女はまだ7、8歳程の小柄な体型をしている。

だがその走り様は、子供とは思えない程に速い。





ここは"木の葉隠れの里"。

人々が楽しく穏やかに暮らす、いたって平和な忍の里だ。

その里から、この少女は逃げようとしていた。

誰にも気づかれない様に、ひっそりと。







これが"天才"というのだろうか。

追っ手一人現れない。

おそらくまだ木の葉の誰も気づいていないのだろう。



しかし、当の人物は焦っていた。

たとえ追っ手が来なくても、早く逃げたいという気持ちが強かった。





















――――早く、この里から消えたかった。





















早く。早く。





早く"あの人"のいない場所へ。





"あの人"を忘れてしまうくらい遠い所へ。

















あの人はきっと許してくれるだろう。





でも、私は私が許せない。





一生許す事は無いだろう。

























・・・だって・・・あの出来事は、私にとって・・・



























暗闇の中、私は走り続けた。









限りなく訪れる恐怖に怯えながら・・・。











許すことの無い罪の意識を抱えて・・・。
























「罪の痕(あと)」序章です。

これはヒロインが里から逃げる話です(嘘)

NARUTOキャラ出てなくてすみませんっっ!

ヒロインの名前出てないですね・・・。まぁ序章だから(ォィ)

まだ何がなんだか分からないストーリーなんですが、そのうち分かってきます。

言っておきますが恋愛話とは程遠い話になってますので御理解下さい!

更新激遅だと思いますのでので気長に待ってくだされば嬉しいなと・・・;
05/6/15




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